境目。
こんばんは(*^^*)
今日で2月も終わりですね。あっという間だなぁ。明日は3月中旬の気候だそうな。
昔はね、春が1番好きでした。
すべてが始まり、希望に満ちているような。
あたたかい気候も好きで、ワクワクして。
中学生、高校生の頃なんて1番楽しいですよね。
入学、クラス替え、入部、友達との出逢い、
恋が始まる出逢い。
思い出しても、懐かしくて切ないような、
色褪せていくのが悲しすぎるような。
「どの季節が1番好き?」
っていう質問、私はすごく好きです。笑
春夏秋冬がある中で、きっとその人にとって好きな季節は、1番その人と相性がいい季節だと思うから。
好きっていうのは、結局居心地がよくて、自分が自分らしくいられるってことだと思うんですよね。
だから好きな季節の話をするとき、
自分の性格や好きなことをさらけ出すような気持ちになるんです。
そして、私は話すより聞きたい。
どんな人なのかなと思いながら好きな季節の話を聞くと、ほんのすこし、近づけるような気がするんです。
高校生のとき、当時付き合っていた彼氏がいたんですけどね、
「好きな季節、いつ?」
って聞かれて。私は
「春!あったかいし、いろんな人に出会えるから。桜も大好き!」
と、確かそんな感じで応えて。
自分のことはよく覚えてないんだけど。
彼は、
「RINは、そんな感じだよなー」
と言って笑いました。
彼は、高校生にしてはとても落ち着いていて、大人っぽい人でした。
目立つことが好きではなくて、教室の片隅で本を読んでいるような。
彼の話は、鮮明に覚えていて。
「俺はねー、秋が好き。秋って境目って感じがしない?」
「どういうこと?」
「はじまりでも、終わりでもなくて。上でも、下でもなくて。
その感じが好きなんだ。」
当時はその意味がよくわからなかったけれど、今ではよくわかる気がします。
彼は秋が似合う人だったなぁ…と。
そして私は秋が似合う人が好きだなぁ…と。
言葉と景色ってすごいです。10年経っても色褪せない。
彼が秋が好きだと言ったときの、
すごく高い青い空も、赤トンボも、古い商店街の歩道も。
桜が満開の中で袴をはいた、弓道場も。
大好きなクラスメイトと汗をかきながら、大声で笑った夏の文化祭も。
きれいに降る雪を眺めながらがんばった、受験も。
季節と共に、忘れたくない思い出。
そんなことを考えていたら、なんだか泣けてきました(T_T)
私はもう戻れないけれど、今度は息子たちの青春を見守るのが楽しみです。
反抗期に悩んでそれどころじゃないだろうけども(*_*;
私は今きっと、色んな意味で"境目"にいる気がします。
そんな今を、昔彼が言っていたように、居心地がいい好きな時間と思って、
楽しもうと思います。
今の私は、秋が1番好きな季節です(*^^*)