30女のリアルな日常。

夫、息子2人と4人家族♪ごくごく平凡な、今年30歳のゆる日記。

境目。

こんばんは(*^^*)

今日で2月も終わりですね。あっという間だなぁ。明日は3月中旬の気候だそうな。

 

昔はね、春が1番好きでした。

すべてが始まり、希望に満ちているような。

あたたかい気候も好きで、ワクワクして。

中学生、高校生の頃なんて1番楽しいですよね。

入学、クラス替え、入部、友達との出逢い、

恋が始まる出逢い。

思い出しても、懐かしくて切ないような、

色褪せていくのが悲しすぎるような。

 

「どの季節が1番好き?」

っていう質問、私はすごく好きです。笑

春夏秋冬がある中で、きっとその人にとって好きな季節は、1番その人と相性がいい季節だと思うから。

好きっていうのは、結局居心地がよくて、自分が自分らしくいられるってことだと思うんですよね。

だから好きな季節の話をするとき、

自分の性格や好きなことをさらけ出すような気持ちになるんです。

そして、私は話すより聞きたい。

どんな人なのかなと思いながら好きな季節の話を聞くと、ほんのすこし、近づけるような気がするんです。

 

高校生のとき、当時付き合っていた彼氏がいたんですけどね、

「好きな季節、いつ?」

って聞かれて。私は

「春!あったかいし、いろんな人に出会えるから。桜も大好き!」

と、確かそんな感じで応えて。

自分のことはよく覚えてないんだけど。

彼は、

「RINは、そんな感じだよなー」

と言って笑いました。

彼は、高校生にしてはとても落ち着いていて、大人っぽい人でした。

目立つことが好きではなくて、教室の片隅で本を読んでいるような。

彼の話は、鮮明に覚えていて。

 

「俺はねー、秋が好き。秋って境目って感じがしない?」

「どういうこと?」

はじまりでも、終わりでもなくて。上でも、下でもなくて

その感じが好きなんだ。

 

当時はその意味がよくわからなかったけれど、今ではよくわかる気がします。

 

彼は秋が似合う人だったなぁ…と。

そして私は秋が似合う人が好きだなぁ…と。

 

言葉と景色ってすごいです。10年経っても色褪せない。

 

彼が秋が好きだと言ったときの、

すごく高い青い空も、赤トンボも、古い商店街の歩道も。

 

桜が満開の中で袴をはいた、弓道場も。

 

大好きなクラスメイトと汗をかきながら、大声で笑った夏の文化祭も。

 

きれいに降る雪を眺めながらがんばった、受験も。

 

季節と共に、忘れたくない思い出。

 

 

そんなことを考えていたら、なんだか泣けてきました(T_T)

私はもう戻れないけれど、今度は息子たちの青春を見守るのが楽しみです。

反抗期に悩んでそれどころじゃないだろうけども(*_*;

 

 

私は今きっと、色んな意味で"境目"にいる気がします。

そんな今を、昔彼が言っていたように、居心地がいい好きな時間と思って、

楽しもうと思います。

 

今の私は、秋が1番好きな季節です(*^^*)